転載  本日福島原発告団が上申書提出

【告訴団より:本日福島原発告団が上申書提出】

 福島原発告訴団は、本日午後、東京第五検察審査会へ最後の上申書を
提出しました。

 なぜ最後かと言うと、第五検察審査会の事務官から今月7日に
「上申書を出す予定があるなら、7月15日が期限です」と言われ、
「突然言われても困る」と再考をお願いしたにもかかわらず、
「決まったことだから」と聞き入れてもらえなかったからです。

 弁護団の一人、海渡雄一弁護士は、国連自由権規約委員会で日本の
政府報告書の審査が行われるのに向けて、日弁連として秘密保護法
に関するアピールをするためジュネーブ入りすることが決まっていた
ので、締切を1週間延ばすよう強く要請したようなのですが・・・。

 ともあれ、今日提出した最後の上申書は以下の告訴団本部のブログ
からダウンロードできます。

http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
■上申書(1) 岩波書店『世界』7月号より
■上申書(2) 申立人らへの尋問を行うことを求める
■上申書(3) 検察審査会事務局からの質問に対する回答

(1)は、以前ご紹介した岩波「世界」6月号の古川元晴氏(元検察官
法務省刑事局総務課長,官房総務審議官等)の記事をきっかけにして
実現した、7月号での古川氏、刑法学の舟山泰範氏と弁護団の河合、
海渡両弁護士による座談会の記事を提出するというもの。

「世界」7月号の記事は、ぜひ図書館などでご覧ください。

(尚、前回6月にご紹介した上申書には、若干修正がありました。
 修正版は→ http://9oo.jp/aetBHX  です。)


 本日の記者会見の様子は、IWJのチャンネル5でも配信されたようで
すが、現在まだアーカイブとしては上がっていません。


 今後の見通しとしては、今日で上申書を締め切り、これから審査会の
委員に示したあと、今月末に審査会を開いて議決事項の決定を行い、
その後、8月に議決の発表をするのではないかという見る向きもあります。
 
 しかし、実際はどうなるかはまだ分かりません。

 告訴・告発人の皆さまにおかれましては、あらゆる場面で
原発事故の責任をまだ誰もとっていない」ということを表現していただき
たいと思います。
 審査委員に直接働きかけることが不可能であれば、社会の人々がそのこと
をたびたび思い起こすような場面やきっかけをこちらから作っていくしかあ
りません。

「明るく、楽しく、シツっこく!」何度でも蒸し返しましょう。

 日本人にシツコさが足りなかったことが、戦後のドイツと日本の違いを
形成してきたと言っていいのかもしれませんよ。
(しかも、ドイツはワールドカップでまた優勝し、一方は予選敗退です。)

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福島原発告訴団・中部
事務局:安楽知子
http://kokusochubu.wordpress.com/
e-mail:k.chubu@gmail.com

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