■「コントロール」などされていない原発・復興 ――今、原発再稼働はなぜ必要か?

◆転載◆
■「コントロール」などされていない原発・復興

――今、原発再稼働はなぜ必要か?

講師=金野正晴(きんの まさはる・東日本大震災壊滅地区の復興

委員・「SCATセミナールーム」開設者)

「君たちは自国の原発が危険だとか放射能が怖いとか言って騒いで

いるらしいが、それよりも私たちを踏み続けている、その足をどけて

くれ」「潜在的な核保有を続けながら、他国の経済を支配し、私たちを

ドレイ化し続ける君たちの存在そのもの(例えば世界最大の投資ファン

ドGPIF)の方が怖い」

 これはアジアに住む多くの抑圧された人々の声である。資本主義と

いう構造がある限り、原発事故でなくても、同じような悲劇は別のか

たちで繰り返される。その母胎がある限り犠牲者や棄民は生れつづけ

る。

 本講座では、このような観点から、核を必要とする資本主義、戦争

を必要とする資本主義の本質に迫ります。

金野正晴さんは30年前から「ひとりNGO」として、フィリピン・ミ

ンダナオの先住民族と交流を行なってきました。

現地の友人が軍警察によって暗殺され、彼のメモリアルとして「SCAT

セミナールーム」を開設し、多くの方々がこのホールを利用しています。

また、20年前から高岩仁監督「教えられなかった戦争」シリーズの

制作上映実行委員会メンバーでもあります。

金野さんご自身のふるさとも東日本大震災で壊滅状態になり、現在

地区の復興委員として現場で多くの方々の生の声を聴きながら、復興

に向けて活動を行なっています。

■会場:本郷文化フォーラム・ホール 

 文京区本郷3−38−10 さかえビル2階 小川町企画内

(地下鉄丸の内線・都営大江戸線 本郷三丁目駅下車、徒歩5分

 本郷消防署向かい側・サンクスのあるビル2階です)

 TEL:03(5804)1656、FAX(5804)1609

■受講料:1500円(学生1000円)