通称サンドリ)代表の森松明希子さんとまるっと西日本の古部真由美さんが出られて、福島からの母子避難について語られました

NHKのラジオ第1、関西ラジオワイドに、東日本大震災避難者の会サンクスアンドドリーム(http://sandori2014.blog.fc2.com/ 通称サンドリ)代表の森松明希子さんとまるっと西日本(http://maruttonishi.blog.fc2.com/  )の古部真由美さんが出られて、福島からの母子避難について語られました。原発事故関係のお話で、こちらにも流します。

 県外避難の皆さんへの情報があり、関西で地震原発事故が起きたら、関西の人も県外避難の可能性があるのです。

 東日本大震災で、関西に避難された数は、兵庫で863人と関西で最多、大阪、京都にも数百人、滋賀、和歌山にも100人前後で、2724人の方(復興庁調べ、実数はもっと多い)が関西に来られており、まず、若い世代に震災体験を語り継ぐものであり、震災・原発事故から5年、まだまだたくさんの人が避難しており、森松さん、サンクスアンドドリームは避難者で作り、避難者が避難者を支える、全国への感謝のために、今を伝えて、災害に強いものにすることを、避難当事者がしており、メインはブース隊、イベントに行って、関西は1・17〜3.11に出展して防災について語り、避難者の声や避難元の写真、3・11の体験を世界に伝えるものであり、1・17で関西は災害に関心があり、東北のことをお話隊で伝えて、隊員もいて、学校に声を届けたい、若い人たち東日本大震災のことを伝えたく、小中学生、高校、大学で、何が必要か、何が足りないか、これから災害を迎える若い人たちに対して、3・11から3年半後、2014年9月から会を作り開始、3年半で、避難者が災害の教訓にしてほしいと、取り組んでおり、生徒さん、学生さんと行ったイベントの模様も伝えられました。

 県外避難の皆さんへの情報、森松さん、スタジオでお話されて、昨年11月に神戸の松陰高校で講演されて、母子避難されている方は他にも参加され、車田さん、ご主人は福島に残り、10月に松陰高校の方は修学旅行で東北に行き、福島で放射線量の情報がなく、それで避難を決意されて、当時交通も止まった中、しんどく、原発事故の情報も少なく、東京→大阪に車田さん避難されて、5年経っても避難生活は変わらず、子供のためであり、今の高校生もいずれ子供を持ち、決断させられる可能性はあり、女子高生は、子供を一人で守れるか、信頼できる旦那さんもほしい、車のガソリンを人からもらう、飛行機もキャンセル待ちの車田さんの決断に驚き、車田さんの教えてくれたことを、他の人にも伝えたいというのです。

 森松さんも母子避難で、命を守る、災害から身を守ることを、若い世代に知ってほしく、届いていると言われて、自分は避難したが、簡単に逃げられず、備えても災害は来るもので、地震津波原発事故という未曽有の事態では簡単に逃げられず、森松さんも福島で普通に暮らしていて、5年経っても帰れない、それを伝えたいと言われて、この避難体験は他の子供たちにも話して、中学生にも話すと、自分のこととしてとらえてくれて、学校の先生も、大阪だと南海トラフ地震が想定され、自分は母親で、自分の命+子供の命を守るべきであり、子供たちの感想文は、母親はすごい、親に感謝する、当たり前の日常がどれほど幸せかとあり、伝えて良かったと言われました。

 サンドリは大学生、院生の研究の手伝いもして、2〜3週間避難者の体験を聞いて、社会学の学生のゼミに参加して、なぜ避難できないかという質問もあり、避難手記を書いている避難者が話して、大学生は5年前は高校生で、ニュースも見ていたが、実際の避難者の話を聞いて、逃げる身になり、研究のテーマも深まるのです。

 今論文政策の最中で、奈良女子大の方は、原発母子避難者について、自主避難者と強制避難者があり、自主避難者は母子避難者が多く、普通の生活が続き、国が避難しろと言うのではなく、避難する決断を周りに理解してもらいにくいのが最大の困難で、この方は高専の出身で、福島の高専から避難した人がいて、人生を一変させる事態があると知り、自分たちの暮らしを捨てる覚悟をした人に関心を持ち、自主避難だからと手当てが受けられず、しんどい模様に胸が苦しく、直接会い、聞く機会を得て、深く知るきっかけになったと、感謝されるのです。

 神戸大学修士の女性、避難することについて語る人が少ないことが問題と言われて、避難者が経験をどう見ているのか、どう位置付けているかをヒアリングして、避難者の現状を、自主避難者7名に聞いて、避難者として認められず、苦しい状態にあることで、福島に戻れず、友達は福島に残り、人間関係もしんどく、家族でも放射能への考えが違い、放射能、被曝について批判されるので語れず、避難したくてもできない、自分の声をしまい込んでしまい、語られない声、抑圧されている声がたくさんあり、それをどういう言葉で、論文を書くのかと、迷ったと言われました。

 このお二人の調査対象に森松さんのグループがなり、森松さん、若い人たちが良く見てくれて、大人以上に見て、今後につなげてくれると言われて、古部さんも、小学生時代の防災、平和教育が避難に役に立ち、皆さんにとって役立つ情報で、しかし、「こういう情報が役に立つことがないことを祈る=災害のないことを祈る」であり、そのために、事実をどう伝えるのか、なのです。

 サンドリはパネル展示も行い、3/1〜11まで、5年の企画、大阪の阪急三番街で、SMBCコンシューマープラザで、避難の経緯、避難者のお話もあるというのです。また、2/7に兵庫・奈良で被災者の検診、兵庫は新長田の協同病院であります。奈良は2/7に大和高田の道後病院で行われます、関学では、東日本大震災被災学生の減免措置も、受験の済んだ方も対象で、これは関西各地の大学でもやっています、以上、森松さん、古部さんのお話でした。